出雲に八百万の神々が集う「神在月」にふさわしい、特別な限定御朱印帳です。
御朱印帳表紙には、伝統ある「出雲民藝紙」を使用。
島根県産の楮(こうぞ)を原料に、丁寧に手漉きされたこの「出雲民藝紙」は、植物の成分を豊かに含み、柔らかで美しい薄緑色をしています。
楮(こうぞ)とは、ユネスコ無形文化遺産に登録されている石州半紙にも使用されている素材。
繊維が長く、和紙の中でも特に耐久性に優れ、古代から御神事に用いられてきた由緒ある素材でもあります。
そして、丁寧に漉き上げられたこの和紙に漉き込まれているのは「真菰(まこも)」。
新月・満月の時に丁寧に刈り取られた真菰を、紙に漉き込むことで、その清らかな力を出雲民芸紙に宿しました。
出雲大社本殿のしめ縄にも使われるこの「真菰(まこも)」は、出雲に自生する天然の真菰。
古来より浄化・結界の役目を担ってきた神聖な植物ですので、御朱印帳との組み合わせは、出会うべくして出会ったと言えるかもしれません。
神在月にのみ頒布されるこの御朱印帳は、神々とのご縁を結ぶ大切な証を末永く守り、記録するのにふさわしい一冊です。
手にしたときに感じられる、和紙特有のやわらかな手触りが、御朱印とともに参拝の思い出を優しく包み込んでくれることでしょう。