マナー注意点
御朱印は、神社仏閣への参拝の証としていただく尊いものですが、その性質上、いくつか心得ておくべき注意点があります。御朱印をいただく際に特に重要なポイントは主に5つ。この5つのポイントを念頭に置いていただくことで、より気持ちよく、そして失礼のない御朱印巡りを楽しむことができるでしょう。
これだけは知っておこう!5つの注意点
- 1. 参拝を済ませてから御朱印をいただく
- 2. 受付時間や場所を確認する
- 3. 基本的なマナーを守る
- 4. 墨が乾いてから御朱印帳を閉じる
- 5. 御朱印は転売できない
1. 参拝を済ませてから御朱印をいただく
御朱印は、記念のスタンプコレクションではなく「この神社お寺にお参りしました」という参拝の証です。必ず参拝を済ませてから、授与所へ向かいましょう。 参拝をせずに御朱印だけいただいて帰ることも、本来の意味に反してしまいますのでやめましょう。
参拝前に御朱印いただくことはマナー違反ですが、神社やお寺によっては、参拝前に授与所にご朱印帳をお預けするところもありますので、その場合は指示に従いましょう。
2. 御朱印をいただく場所と受付時間を確認する
御朱印をいただくことができる時間や場所は、神社やお寺によって異なります。御朱印をいただけない時間帯や、特定の曜日にお休みがある場合がありますので事前に確認しておきましょう。
3. マナーを守る
・参拝にふさわしい服装や身だしなみを心がけましょう。例えば露出の多すぎる服装の場合には上着を羽織るとよいでしょう。
・穏やかな気持ちで静かに順番を待ちましょう。スタンプラリーのような感覚で集めるのではなく、参拝の証として受け取ることが大切です。
・御朱印帳をお渡しする際には、御朱印をいただきたい頁を開いてお渡ししましょう。「このページに御朱印をいただきたいです」とはっきり伝えましょう。
・御朱印帳を書いていただいている様子をむやみに撮影するのはマナー違反です。撮影したい場合には必ず許可を得ましょう。
4. 墨が乾いてから御朱印帳を閉じる
御朱印をいただいたあと、墨が乾くまで少し時間が必要です。墨が乾くのを待ってから閉じましょう。
墨移り防止の為に、多くの社寺では抑え紙や和紙を付けて御朱印帳を返してくださいますが、抑え用の和紙を自身で常備すると安心です。習字用の半紙をカットしたものでも良いでしょう。
5. 御朱印は転売できない
御朱印は神社やお寺への参拝の証としていただくものであり、売買の対象となるものではありません。転売は、その神聖な意味を著しく損なう行為ですので絶対にやめましょう。神社やお寺によっては、御朱印の転売を禁止している場合や、著作権・商標権などの問題が発生する可能性もあります。